お知らせ

JAGDA in NIIGATA 2018 スペシャルトーク「グラフィックデザインとその未来」を開催しました。


新潟広告協会恒例の「情報デー/時の話題講演会」、今年は去る6月29日(金)朱鷺メッセにてスペシャルトーク「グラフィックデザインの歩みとその未来」を開催しました。本トークショーはJAGDA(公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会)の設立40周年全国大会が新潟で開催されるにあたり、JAGDA新潟地区と当協会の共催事業として実施したもので、各世代を代表する著名グラフィックデザイナーがパネリストとして参加しました(協賛/公益社団法人全日本広告連盟)。
 サブタイトルは【ようこそ亀倉雄策生誕の地へ】。燕市(旧西蒲原郡吉田町)出身で、1964年東京オリンピック公式ポスターをはじめ数々の作品を世に送り出し、業界の第一人者として活躍された、故亀倉雄策氏への敬仰が強く受け取れる大会となりました。
 スペシャルトークに先立ち、初代会長だった亀倉氏がJAGDA設立時に入会を呼びかけた手紙が映像で紹介され、有志12名で立ち上げ、702名でスタートした同協会の初心を伺い知ることができました。
 出演は勝井三男氏、葛西薫氏、渡邉良重氏、中村至男氏、上西祐理氏、コーディネーターに大迫修三氏(JAGDA事務局長)。グラフィックデザインの草創期~発展期~未来へと、戦後から現在~未来へと時代によって変遷するメディア・コンテンツとデザインについて、各氏が作品解説を交えて思いを語りました。トークは5人のリレー式でグラフィックデザインの源流からスタートし、「グラフィックデザインはブランドを育む」「グラフィックデザインは三次元へ羽ばたく」「グラフィックデザインはコンテンツを越境する」「グラフィックデザインはどこまで行けるか」をテーマに、世代・年代・社会背景を念頭におきながら、各自が思い入れのある作品を制作エピソードを交え紹介しました。
 会場には全国各地からのJAGDA会員に加え、新潟広告協会会員、学生、一般聴講者が参加し満員。東京五輪を控えグラフィックデザインに対する関心の高さが一層高まっていることを実感しました。





関連イベントとして6月23日(土)~30日(土)、新潟日報メディアシップ みなと広場にて、「五泉ニット、デザインを編む展」を開催しました(主催:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会新潟地区、共催:新潟広告協会、協力:五泉ニット工業組合、渡船ニット有志企業)。新潟が世界に誇るニットの産地である五泉のニットメーカー有志が、日本を代表するグラフィックデザイナーとのコラボに挑戦しました。さまざまな技術や特殊な後加工を駆使しこれまでにない幅広い表現を実現、故亀倉雄策氏の名作ポスターもニットで再現されました。