お知らせ

全広連青森大会

歓迎の挨拶をする第61回全日本広告連盟青森大会塩越隆雄会長

歓迎の挨拶をする第61回全日本広告連盟青森大会塩越隆雄会長

大平明全広連理事長の挨拶

大平明全広連理事長の挨拶

津軽三味線の合同演奏

津軽三味線の合同演奏

広告の発信力に理解

第61回全日本広告連盟青森大会(社団法人全日本広告連盟主催、青森広告協会主管)が五月十五日青森市のリンクステーションホール青森で開かれ、出席者が式典やシンポジウムなどを通じて、広告が持つ発信力や新たな発想の必要性について理解を深めた。

全広連の創立60周年を記念した大会で青森県内では初の開催。新潟広告協会からは14人、全国からは約1,100人の広告関係者が出席した。

今年の大会のテーマは「Aから始まる、新発想。青い青森から、広告のチカラ、再発見。」。

全広連大会が青森で開かれるのは初めて、東北では岩手大会以来11年ぶりとなる。

オープニングの津軽三味線の合同演奏に続き開かれた式典では、青森大会組織委員会会長の塩越隆雄・東奥日報社社長が「東日本大震災を機にあらためて気づいたことは、広告が社会の重要なインフラだということ。被災地には広告とともに多くの生活情報が入り、困難な生活を支えるライフラインの役割を果たした。広告の新しい力、可能性を語らってもらいたい」と歓迎。

大平明・全広連理事長が「アベノミクスが始まって半年がたち、日本は元気を取り戻しつつあると思う。広告界として各地の成長産業を発見し、支援していきたい」と挨拶した。

三村申吾青森県知事・鹿内博青森市長の祝辞の後、内田公至全広連筆頭執行理事から全広連通常総会の報告が行われた。

第61回全広連通常総会

第61回全広連通常総会は、5月14日午後4時から青森市のホテル青森で全国37協会から正会員代表者・事務局長らが出席して開かれた。

総会では大平明全広連理事長の挨拶の後、同理事長を議長に選出し議事に入った。内田公至筆頭執行理事が、平成24年度事業報告、決算報告を説明、次いて平成25年度事業計画案、収入予算案を提案し原通り承認された。

また、来年度の全広連大会を平成26年5月14日から16日までの3日間愛知広告協会主管で名古屋市で開催すること、第7回全広連鈴木三郎助大賞、地域賞の報告、平成25年度全広連活動目標の承認などが行われた。

鈴木三郎助大賞は「河北新報社」

鈴木三郎助大賞受賞の挨拶をする河北新報の一力雅彦社長

鈴木三郎助大賞受賞の挨拶をする河北新報の一力雅彦社長

全広連加盟広告協会会員社の実施した優れた広告企画や大きな成果挙げた広告キャンペーンなどを顕彰する第7回「全広連鈴木三郎助大賞」は、河北新報社の「ありがとうの詩」プロジェクト(仙台広告協会応募)に贈られた。東日本大震災に国内外から寄せられた支援・メッセージに対する感謝の気持ちを伝える詩を2011年5月から9月末まで、河北新報紙面やWebを通じて応募。

応募作品460点の中から最優秀作品5点と優秀作品45点を紙面で発表した。

うち、8作品を、宮城県にゆかりのある音楽家が楽曲化してCDを作成、詩集とCDをあわせた「ありがとうの詩」を12年3月に発売した。

12年3月には入賞作品展を仙台三越で開催。13年3月11日には、宮城県と河北新報社が「ありがとうの詩」をテーマにしたイベントを開催した。

取り組みは海外にも広がり、ニューヨークで行われたコンサートで楽曲が使用されたり、ロンドンで開催されたイベントで詩が朗読されるなどした。河北新報社の一力雅彦社長は壇上で「震災後の多 大な支援に対する感謝の気持ちをより多くの人に伝えたいとの思いから始まった。

この受賞を機に、震災を風化させないことをあらためて誓いたい」と述べた。

地域賞は「神戸新聞+Design協賛各社」「ムラタ漢方」「JAグループ北海道」選考委員会特別賞は「京都新聞社+『日本人の忘れ物』キャンペーン推進委員会」「神戸新聞社+六甲山大学実行委員会」
に贈られた。

会場を沸かせた「ねぶた囃子&跳人のコラボレーション」

会場を沸かせた「ねぶた囃子&跳人のコラボレーション」

第1回「全広連日本宣伝賞」

広告主、メディア、広告会社、クリエイターとそれぞれ異なる立場から、広告の発展に貢献した個人や団体を顕彰する「日本宣伝賞」がこのほどリニューアルし、青森大会で初めての贈呈 式が開かれた。

広告主対象の「松下賞」はトヨタ自動車の豊田章男社長が、メディア対象の「正力賞」は幻冬舎の見城徹社長、広告関連会社対象の「吉田賞」は凸版印刷の足立直樹会長、クリエイター対象の「山名賞」は挿絵画家でグラフィックデザイナーの宇野亜喜良氏、また「特別賞」には東北六魂祭実行委員会がそれぞれ選ばれた。