お知らせ

「広告セミナー」を開催しました

燕市役所にて座学

今年4月、第四北越フィナンシャルグループが中心となって地域商社「ブリッジにいがた」が設立された。今回の「広告セミナー」は、同社の今村博社長がメディアシップで「新潟を元気に!ブリッジにいがたの戦略」と題し講演した。


まず「ブリッジにいがた」が取り組んでいる3つの事業について紹介。まずは販路開拓事業。新潟県はこれまで米をはじめとした商材を日本全国に幅広く供給してきたが、これに加え“気に入ったコトには消費を惜しまない層”に向けたマーケットを開拓していく。


具体的には東京日本橋にある拠点「ブリッジ新潟@日本橋」で、富裕層、ミレニアル世代、海外客を中心とした層への販売機会を県内企業に提供する。また大手企業と県内企業の橋渡し的な役目を担い、将来的には海外展開を目指す。2つ目は観光振興事業。新潟に至る縦のライン(東京→越後湯沢→長岡→新潟)を強化することにより関東圏や海外の需要を新潟に取り込む。集客した観光客を横のライン(県内全域)に展開し県全体の観光振興を目指す。3つ目は生産性向上事業。県内中小企業の生産性向上を外部連携先とともに推進する。企業活動に関するコンサルティングや各企業の事業プロセスの自動化技術の導入支援にも取り組んでいる。


下町ロケット

その後、今村社長は「ブリッジにいがた」で事業を進めていく上での“気づき”について紹介。新潟県にはお酒やお米はじめおいしいものがたくさんあるというイメージを述べ、「これは期待値が高い分だけ求められるハードルが高い」と警鐘を鳴らした。新潟の人はアピールが下手といわれてきたが、現状はそうではなく(他県の追い上げなどもあり)素材で勝負することが難しくなったため競争力での優位性が低下しアピールができなくなってきているのではないかと分析。「今後は素材の良さに加えパッケージの改善など付加価値を高めて売る力をつけていくことが重要だ」と語った。



最後にダーウィンの言葉「最も強いものが生き残れるのではなく、最も賢いものが生き延びるものでもない、唯一生き残ることができるのは変化できるものである」を紹介し、締めくくった。